料金改定が目前!東京のタクシーが「初乗り410円」になったら一体どうなる??

この記事は3分で読めます

スポンサードリンク




タクシー / 410円 / 改定
Pocket

こんにちは、ビールを買う際につい唐揚げまで買ってしまうタクシー運転手です。

スーパーやコンビニもこの「ついで買い」を狙って、
一人あたりの買い上げを高める仕掛けが店内のあらゆる場所にあると言います。

人間の購買心理って、なかなか面白いですよね。

 

「2017年1月30日」後のタクシー

料金改定前は「2キロまで700円から730円」でお馴染ですが、
改訂後は「1キロまで380円から410円」になるようですね。

昨年のプレスリリースで国土交通省さんからも公式にアナウンスがありました。

来月30日から東京で410円タクシーが走ります~東京のタクシー初乗り運賃の引下げ等について~

 

昨年8月の実証実験で大きく報道されたこともあり、
私も普段の勤務でお客様によく聞かれていました。

・・・これはタクシー運転手と利用されるお客様の目線で、
捉える部分も大分違ってきそうな問題ですね。
 

スポンサードリンク

タクシー運転手のメリットは?

私は経験が1年未満のペーペー運転手ですが、
一日に乗せるお客様のほとんどは「ワンメーター」です。

顧客単価別の構成比としては、
たぶん構成比率の7~8割ぐらいは1,000円未満の印象があります。
(私は東京の街を眺めながら「流す」のが好きなんです。)

残りの2~3割で売上の6割ぐらいを占めて、
1,000円以上から夜間などの長距離を含んでくるイメージですね。

 

統計上のデータは見つかりませんが、
有名な「パレートの法則(ニッパチ)」はタクシーにも適用される気がします。

売上の約8割は、全体の2割程度の顧客からの売上で構成される

かいつまんで言えば、「パレートの法則」は上記のようなものかと思います。

 

この法則から言えば、全体の顧客数が増える施策(今回の値下げで利用しやすくなる)は、
単純な利用客数の増加が見込まれるので、
長距離を利用されるお客様が増える可能性が増えます。

 

更に副次的な効果がありまして、
お客様を目的地で降ろした後、
普段の自分が通らない道を走れます。

意外とこれは大きいかもしれませんね。

 

・・・普段はどうしても大きな幹線道路を選択しがちですが、
そこは同業者がひしめく「レッドオーシャン」である場合が多いので、
なっかなか営業が難しいのです。

 

お客様の目的地が普段の自分が走らないテリトリー外の場合、
そこから自分のテリトリーに戻る途中で、
またお客様がいれば大変効率的ですよね。

意外とこんな副次的な効果もあるかもしれません。

 

お客様のメリットは?

会社の経費やチケットを使用できるビジネスパーソンの方よりも、
病院をご利用のお年寄りの方と、
よく料金改定の話題で盛り上がります。

 

初乗り値下げの恩恵でこちらも嬉しいのが、
お年寄りの方が利用しやすくなることですね。

 

自宅からすぐそこの商店街やスーパーに買い物に行く際も、
しょうがなくタクシーを利用される方がいらっしゃいます。

その距離が2キロも無い場合も多々あるので、
節約になりますよね。
(2キロで現行の730円は同じだそうです。)

期待される声を、本当に多数いただいております!

 

・・・料金改定のカラクリですが、
ちょい乗り的な利用者の増加が見込まれる一方で、
よくご利用になられる方には値上げと言える仕組みになっています。

今回の料金改定の主導を取った業界最大手のタクシー王子は、
元コンサルファームのマッキンゼー出身ですからね。

 

以前、値下げで失敗した同じ轍は踏むまいと、
訪日インバウンドを絡めた観光立国的な大義名分も、
上手くPR出来ていた感があります。

 

2キロから先の新料金は、現行料金より高くなります。

2キロ 730円(現行と同じ)
2キロ~5キロ 現行料金にプラス≒50円
(省略)
10キロ~20キロ 現行料金にプラス≒310円

※金額は概算見込み

2016年に都内で実証実験をしていましたが、
素案のまま施行するみたいですね。

 

普段都心部でビジネス用途にて、
移動される方の平均等の1次データはありませんが、
ざっくりと1,500~2,500円程度がイメージでしょうか。

 

例えば、新橋駅~新宿駅間だと、
約7キロで料金は約2,350円程度ですが、
新料金だと約2,500円程度には上がってきます。

ビジネス用途ではほぼ会社で清算するので、
「値上げ感」は持ち難いですよね。

料金改定の本質は、ここが狙いかと思います。

 

更に大手の料金体系では22時以降の深夜料金(2割増し)があるので、
その値上げ率は更に高くなりますよね。

 

・・・なのでプライベートで領収書が清算できないケースで、
終電後のタクシーに乗られる方にとっては、
結構な負担に感じられると思っています。

(トラブル回避の為にも、経路の確認をちゃんとしなくては!汗)

 

今回の「料金改定」は是か非か

私は経営者では無く、
歩率の高い個人事業種的な側面もある、
一人の運転手です。

 

今回の「料金改定」で今後の手取りが増えるかは、
知る由もありませんので普段通りに乗務するだけです。

 

ただ、お年寄りなど身銭を切ってご利用になられる方にとって
利用しやすくなるのは、
高齢化社会の背景から見ても意義のある事だと思います。

 

あと、よく通販などである「無料サンプルのお試し」のように、
「ちょい乗り」体験は後々にご利用頻度の増加に繋がるかもしれませんね。

 

・・・よくご利用になられる方には、負担増になってしまいますが、
年金と同じように他の人が支える循環システムとして、
タクシー業界が再構築を図った試みかもしれません。

 

さてさて、料金改定はどのような効果で現れるでしょうか。

後日また、レポートしてみますね。

 

 

スポンサードリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. ニート / 就職 / タクシー会社 / 正社員 / 学歴不問
  2. 勉強 / 時間 / やる気 / プライベート / 充実 / タクシー
  3. ブラック企業 / タクシー
  4. 睡眠不足 / 過労死白書 / 事故 / 睡眠の質
  5. 腰痛 / 職業病 / タクシードライバー
  6. サラリーマン/転職/タクシー/運転手

東京のタクシー運転手(とらねじ)

東京のタクシー運転手(とらねじ)

こんにちは、このサイトの管理人(とらねじ)です。ご訪問ありがとうございます。

このブログは、東京で働くタクシー運転手の目線で、「業界的な話」や自分の尊敬する方、生活者の行動に関するトピックスなどを気ままに書いています。

・・・私自信は都内の中小の製造業やサービス業を渡り歩いた、どこにでもいるアラフォーです。
ところが、前職の会社が業績悪化に陥ったので、思い切ってタクシー会社に転職したました。

世間の悪いイメージがありますが、実際に入ってみると結構違ったのでビックリしました!
大変ですが、なかなか面白いですよ♪

・・・東京なら何度でも人生をやり直せると信じています。