直木賞作家・志茂田景樹氏の息子も元タクシー運転手!~下田大気氏に学ぶ「人生大逆転」~

この記事は4分で読めます

スポンサードリンク




直木賞作家 / 志茂田景樹 / 息子 / 下田大気 / 関東連合 / タクシー
Pocket

こんにちは、懐かしの渋谷「チーマー」「コギャル」直撃世代のタクシー運転手です。

派手なタイツでお馴染の直木賞作家・志茂田景樹氏の息子さんで、
現在は「武蔵野市議会議員」まで務める下田大気(ひろき)氏は、
当時のそのホニャララ界隈でも結構有名だったと思います。

 

私が再び「下田大気」氏の名前を聞くのは、
メディアで「カリスマタクシー運転手」として、
たびたび取り上げられて目にしたことでした・・・

 

「ダメ人間でも、3年で1,000万円貯金できる!」

これは下田大気氏の2冊目の著作、
「タクシー運転手になって 人生大逆転!」の帯に書かれていたコピーです。

手元にあるこの本の奥付けを確認すると、
初版は2014年9月になっているので、
タクシー業界の本としては比較的新しいですね。

 

私は用も無く本屋に行く習性があるので、
新書コーナーにあるこの本を見て、
「そういえば、あの下田さんはタクシー運転手だったな~」と、
反射的にジャケ買いしていました。

 

 

・・・もちろん当時は自分が「タクシー業界」にゲソを付けるとは、
夢にも思っていません。笑

その後、タクシー業界に「いざ、行かん!」と決心した際に、
この本を再び開いて参考にさせていただいた次第です。

 

スポンサードリンク

下田大気氏こそ「真のダメ人間(褒め言葉)」!!

本書の帯でも書かれていますが、
実父の直木賞作家・志茂田景樹氏が強烈に放つ「親の七光り」を存分に浴びましたが、
その威光も空しく、本当に華々しい程の失敗を繰り返します。

下田大気氏の「華々しいダメ人間歴(褒め言葉)」

「渋谷チーマー時代」
「芸能界デビュー」
「健康食品事業」
「闇カジノでトラブル」
「騙されて官能映画出演」
「宝石販売」
→ 一度目の自己破産(24歳)
「傷害事件スキャンダル」
「飲食業などの4事業が連続失敗」
「FX投資」笑
→ 二度目の自己破産(32歳)

・・・いやー壮絶ですね。
新約聖書に「放蕩息子のたとえ話」がありますが、
お父さん(志茂田景樹氏)の情愛は寓話そのものです。
(「闇カジノ」のトラブル解決のくだり等、志茂田景樹氏の男気が随所に炸裂します。)

 

この経歴を経て「金なし、ツテなし、取り柄なし」の四面楚歌状態で
タクシー運転主に流れ着きますが、
ストリートで生きてきた下田大気氏の本領(しぶとさ)は、
ここから発揮されることになります。

 

下田氏、32歳秋「タクシー業界との出会い」

下田大気氏は交友のあるバブリー富豪社長が、
タクシー運転手で再起を図っていることを知り、
自らもタクシー運転手になることを決意します。

 

下田氏は本書で、
「僕はタクシーと縁があるように思えてなりませんでした。」
と運命の糸を感じたそうです。

 

・・・私もそうだったんですが、
深層心理で「いつかタクシーやるかも」敵な予兆(?)は、
タクシー業界に入った誰しもが持つ感覚では無いでしょうか。

 

「世間体」などを一つずつ自分の中で消化して、
ある種の(エイヤートー的な)思い切りが必要になってきます。

(まだまだ世間のイメージは「ブラックの最底辺」ですからね。笑)

 

 

ここから下田氏の快進撃が始まり「人生無双モード」に

色々な過去を持つ人たちが集まるが組織体は「一匹狼」的で、
売上を高めるために創意工夫をすれば結果として帰ってくるのが、
性に合ったのでしょうか。
(10代のヤンチャ時代に、原付で都内の裏道を走り回った経験も生きてるそう。)

 

とにかく、がむしゃらに走り続けて、
一回の出番で行政からの推奨である「3時間」休憩も取らずに、
お客様を探していたそうです。
・・・私は20時間も集中できる自信が無いので、
絶対この営業スタイルは真似できません。笑
(この代償が重大事故や違反に繋がるので怖いですよ~)

 

しかし下田氏はこの営業スタイルを見事に結実させて、
単独乗務の初日に車内売上2位の快挙を達成してからは、
「無双モード」で翌月には社内ダントツトップになります!

(12月が最大の繁忙期とはいえ、売上100万円は相当ヤバい数字ですよ。)

 

そして、ガムシャラ営業スタイルを経て、
見事に「効率化」にモデルチェンジを果たした下田氏は、
タクシー運転手の仕事だけですぐに年収800万円を達成します。

 

その後は著作の出版から「カリスマタクシー運転手」と、
メディアに取り上げられ露出も増えたことから、
芸能活動やタクシー会社のコンサルティング業務(!)まで幅広い活躍をされて、
最盛期(著書執筆時)は年収2,000万円になっていたそうです。

 

下田氏は著作で強調していますが、
「このダメ人間がどのように再起したのか」が主題で、
氏の年収自慢ではありません。

その再起のステップとして、「タクシー業界」が契機になり救われたことを、
本書で啓蒙しようとされています。

そして、冒頭でも紹介しましたが、
現在では武蔵野市議会議員として活動しながら、
スキマ時間で今でもタクシーに乗車されるそうです。笑

 

下田氏が、本当にこの仕事が好きだとビンビンに伝わってくる本でした。。。

そしてこの本を読んだ所感ですが、
東京に住んでいれば何回でも人生は再起できるような気がします。

(ホント業界にまつわる、変なイメージの大半は嘘ですよ!)

 

 

何気ない描写に「タクシー業の本質」が・・・

そんなイケイケドンドンな印象の下田氏でも、
やはりすねに傷を持った一人の人間です。

私が本書で見かけた何気ない描写に、
「タクシー業」の本質が隠されていると思うので、
最後に引用させていただきます。

 

タクシー乗務は基本的に一人の空間です。
お客様が乗車されているのは乗務時間20時間程度のうち6割程度です。

僕は日に何時間もこの空間でいつも過去を振り返っていました。

自分の愚かさや犯してきたきた罪を思い出すと、
浮かれる気持ちや調子に乗る気持ちは霧散していきました。

引用:「タクシー運転手になって 人生大逆転!」下田大気著より

 

私も、こんなおセンチな気分になる事が多々あります。笑

 

この業界を志す人たちの大多数は何かしら事情を持った人が多いので、

タクシーの中からネオンを眺め自分の人生を反芻している人も多いのでは?

 

・・・まぁ、別に恥ずべきことじゃないですからね。

 

 

 

スポンサードリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. LGBT / 日本企業 / マーケティング / 割合 / 市場規模
  2. 自動運転 / Google / 実用化
  3. 睡眠不足 / 過労死白書 / 事故 / 睡眠の質
  4. 腰痛 / 職業病 / タクシードライバー
  5. タクシー / 410円 / 改定

東京のタクシー運転手(とらねじ)

東京のタクシー運転手(とらねじ)

こんにちは、このサイトの管理人(とらねじ)です。ご訪問ありがとうございます。

このブログは、東京で働くタクシー運転手の目線で、「業界的な話」や自分の尊敬する方、生活者の行動に関するトピックスなどを気ままに書いています。

・・・私自信は都内の中小の製造業やサービス業を渡り歩いた、どこにでもいるアラフォーです。
ところが、前職の会社が業績悪化に陥ったので、思い切ってタクシー会社に転職したました。

世間の悪いイメージがありますが、実際に入ってみると結構違ったのでビックリしました!
大変ですが、なかなか面白いですよ♪

・・・東京なら何度でも人生をやり直せると信じています。